なんかネガティブな日記が続きます。精神的な問題が出ていますね。
読みに来る人にもわざわざつまらない記事を見に来るのも馬鹿馬鹿しいと
思うので、興味深い話をしなければ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070827-00000013-jij-int
タンタンの冒険旅行は日本でも発売されています。僕にとってもっとも
心に残るシリーズの一つであり、利発で勇気あるタンタン、酒飲みだが
パワーは底なしのハドック船長、ボケている天才ビーカー教授、双子の
インターポールテュポンとデュポン…彼らの世界、または宇宙を又に
かけた冒険ストーリーは絶対子供が読むべきです。僕はこれを読んで
中東なり南米なり、世界に興味を持ちました。
http://www.tintin.co.jp/ 公式ホームページね
そんなタンタンの差別表現の問題。「え?そんなバカな?私の読んだ
タンタンにはそんな話は見当たらなかったよ…」というかた。それは
貴方が日本人だからです。
日本版タンタンは原作の出版順とは異なる順序で発売されています。
(日本版)3巻「なぞのユニコーン号」から登場しているタンタンの味方の
テュポンとデュポンが(日本版)8巻「ファラオの葉巻」で敵に回っていますが、
これはファラオの葉巻のほうが先に書かれたからです。ハドック船長と
最初に会う話「金のハサミのカニ」も日本だとずーっと遅くに発売されてますよね。
どうしてこのような状況が起こっているのか。
まず僕の意見ですが、エルジェのタンタンの冒険旅行シリーズは最初から
先に紹介したような冒険物ではなく、もっとつまらないものでした。
タンタンがどこか行く→敵が狙う→運よくタンタン生き延びる→タンタンどこか行く
の繰り返し。まったくおもしろくありません。
つまらないので日本語版を出さなかった、と言う意見でもアリかと思います。
しかし、真実はおそらく別です。意図的に出版されなかった序盤のタンタンには
差別表現が多く含まれています。インディアンもアフリカンもそして日本人も
とんでもない書かれ方をされているのが初期のタンタンなのです。
ファラオの葉巻の続編「青い蓮」は満州事変の時期の日本軍とタンタンが
戦うのですが、まあ日本人がひどい書かれかたされています。タンタン自身
「き○がいだ!!」とか言っているし。ありえん。後々書かれるインカ族は
比較的まともな書かれ方されているのに…。
当時の人にとっては当たり前のことだったんでしょうね。ルーズベルトは
日本人を露骨に差別していましたし、ピカソはゲルニカ書いていながら
朝鮮戦争には興味なし。ミッキーマウスは銃を抱えてインディアンを追いかけ、
手塚治虫のブラックジャックも未だに単行本に入っていないストーリーがあります。
人格者も人種差別は当たり前だと思っているふしはあったはず。差別とすら
思っていなかったのかも。だって、アメリカで公民権運動が盛り上がって
キング牧師とかマルコムXとか出てきたのが1960年代ですよ。僕らが
生まれるほんのちょっと前のことじゃないですか。アパルトヘイトの
撤廃にいたっては1994年、10歳。そのころの劇的なニュースを見たかった。
Youtubeやニコニコ動画で探すものの見つからない。残念。
こういうものは販売中止にするんじゃなく、ちゃんと公開して、かの
世界的絵本作家エルジェとて人種差別感を持っていたということを
理解していた方がいいですね。
ただ訴訟はいただけない。事後法でしょ。僕らが当然だと思っている
あんな価値観、こんな価値観も後世では忌むべき人権侵害なのかもね。

